単衣のきものにはどんな帯をあわせたら良いのか?
わたくし、ちゃんと着物を着るようになってからまだ3年足らず。
3年って、結婚生活で言えばまだ新婚ホヤホヤ、会社生活でいえばまだ新人の域だから、着物を週末に着るか着ないかのわたしは、まだ「きもの初心者」って言ってもあながち間違いじゃないですよね💦
ということで、これから3回目の初夏の単衣シーズンを迎えます。
えっと、夏の手前の単衣には、どんな帯をしめたらいいんだっけ???
と、ビビリなわたしは不安になってきたので、9月のわたしと来年のわたしへ。そして単衣はじめましての方やおひさしぶり単衣、という方に。おぼえ書きとしてまとめます。
①帯の季節感
着物には、袷、単衣、薄物と種類がありますが、帯には、袷の時期にしめる「袷用」と夏にしめる「夏用」しかなかったそうです。
え?じゃあ単衣の時期は何をしめればいいの?って、思いません?
基本的には、次の3点を覚えておけばなんとかなりそうです。
・きものは季節さきどりである
→6~8月は夏もの、9~5月は冬ものの帯を
→5月の暑い日などには薄いものや夏ものを
・気温やきものにあわせて選ぶ
→5月でも涼し気な帯に、単衣を着た時は部分的に夏のものもあわせて問題ない
・夏は中から、冬は外から衣替えをする
→5月頃から、長襦袢→着物→帯→帯揚げ→帯締めの順で夏ものに
→8月頃から、帯締め→帯揚げ→帯→着物→長襦袢の順で冬ものに
※小物から季節感を変えるという意見もありケースバイケースだと考えています
5~6月にかけては、素材や色がうすめの、暑苦しくない帯をあわせれば良いようです。
例えば、涼しく感じられる薄い色目のもの、紫陽花や菖蒲など季節の柄、塩瀬とか八寸とか博多帯、ひとえ帯など。ふむふむ、ということは、袷用の帯も、衣替えで全部しまっちゃうのはNGってことよね。
②ん?ひとえ帯ってなあに?
袷と薄物のあいだ、単衣の時期の「単衣用帯」というのは、本来、ありませんでした。
(...と、聞きました。)
でも昨今の気温上昇により単衣の時期(5〜9月)にしめられるようにとか、着物初心者にわかりやすいようにとかいう理由で、単衣用の帯が存在するのだそうです。
うーん。「単衣用の帯」が存在することを知りませんでした。なので、「ひとえ帯」ってなに?何のこと??どういうこと???と、軽くパニックで、きものをよく着るSNSのお友達に教えてもらいました。
上記の通り「単衣の時期の帯」というのがいちばんわかりやすいですが、ものによっては単衣仕立ての帯(芯や裏のない八寸名古屋帯)、単衣の帯(綴れや博多帯など、地質の硬くしっかりした、全体が単である帯)という意味の場合もあるようです。
まあとにかく、とりあえず5月の単衣には、暑苦しくない袷用の帯で良いみたい😊❣
※ここで忘れてはいけないのは、薄手ではあるけれども八寸名古屋帯や博多帯は袷の時期も問題なく使えるということ。とくに博多には紗もありますが、通年OKな素材だとわたしは認識しています。
明日から2泊3日のきもの旅。
着物は袷と胴ぬきを用意していますが、帯は八寸です。