ヤフオクで失敗しないために必要なことはなにか(4)

3、悪徳出品者の見分け方
店頭ではウン万円もするのにヤフオクでは1円~スタート、こんなお値段で買えたら素敵だわ~💕なんて思うもの、ありますよね。でも普通に考えて、黙っていてもウン万円で売れるものを1円で売るなんてこと、あると思いますか?
...ないですよね~。

 

だから、1円スタートで出品される商品は、
・出品者がその価値をわかっていない(超ほりだしもの)
・1円でもいいから売りたい理由がある(商品過多、在庫処分など)
・なにか理由(汚れや破れがある、臭いがするなど)があって安い
・人気商品なので絶対値段があがるという確信がある
・1円では買えないからくりがある
なのだと、わたしは考えます。

 

【1円スタートに気をつけろ!】
ということで、とにかく1円スタートや、安いお値段からのスタートには何かの理由が存在しますので、気を付けて挑みましょう。
気を付ける方法としてはいろいろありますが、2、⑤でも書いているとおり、同じ商品が出品されていないか、「落札履歴」を含めて検索してみてください。

 

【吊り上げ入札はきっと存在する!】
画像は例ですが、ある業者さんの出品する半幅帯の落札履歴を検索した結果です。

f:id:yskwd26:20190510003617j:plain過去に同じものが5回落札されていることになっています。
比較的量産される半幅帯ならあり得る話かもしれませんが、それに気づいた時は、少し古めの「ジャワバティック」の「更紗」の「反物」を探していた時でした。同じものがこれまた5つくらい、落札履歴に出てきたのです。

 

同じリサイクル業者さんが、同じ商品をたくさん仕入れるなんてことが現実的にあるのかな~?と思いながら、それぞれのオークションの入札履歴を見てみました。
すると、なんと落札者の価の数が、多くても2桁、このオークションについては1桁の新規アカウントばかりです。
f:id:yskwd26:20190510003633j:plain

さてここから、どのようなことが推測できるでしょうか。

本当にだたの推測でしかありませんが、出品者が吊り上げ入札用の新規アカウントを作成し、一般の入札者と競り合うフリをして値段を釣り上げる。という行為が普通に行われているのだと考えています。

吊り上げ入札用アカウントは、売りたい価格、例えば30,000円であらかじめ(もしくは途中で)自動入札をします。現在の価格が1,000円の時に他の一般入札者が1,500円で入札しても、30,000円を超えるまでは吊り上げ入札用アカウントがトップの入札者であり、誰も安い価格では落札できません。もし一般入札者が途中で挫折すると、吊り上げ入札用アカウントが落札してしまい、延々と同じものを出品しなおす...という感じではないかな。

 

【吊り上げ入札の結果、自分自身で商品を落札しちゃったらどうするか?】
商品が落札されると、出品者はYahoo!に数%の手数料を払わなければいけないのでは?と思いますよね。そこにも抜け道があります。

出品者が「落札者都合」で落札を取り消すと、出品者から落札者に対して自動的に「非常に悪い」の評価がついてしまいます。 そこで「正当な理由(不良品だった、商品が売れてしまったなど)」で出品者が落札者を削除すると、トップの落札者が削除されて時点の人を補欠にできるのです。
その補欠の人を繰り上げ落札者とするか否かの選択も出品者が選べるとのことなので、そうすると出品者側には悪い評価もつかず、安い価格で売らなくても商売ができるんですよね...。

 

(つづく)

ヤフオクで失敗しないために必要なことはなにか(3)

2、チェックすべき点
ヤフオクの出品情報では何をどう見れば良いのか。個人的にチェックしている点をあげてみます。

 

①出品者の評価を見る

その商品を出品している人がどんな人か。文章力や撮影確度などからも伝わってきますが、まずは評価を見てください。IDの隣の()内の数字です。
そしてその評価の詳細で、出品についての「悪い」評価のコメントをチェックします。

たまに報復評価(悪いコメントを入れられたから悪いコメントで返す)、悪質ないたずら評価が入っていますが、購入者の立場でその人がどんな商品を売りに出しているのか、どんな対応をしているのかが確認できると思います。

 

②送料・発送日を確認する
送料のチェックは必ずしましょう。
1円スタート→1円で落札できるが送料は一律4,000円(中国からの海外発送のため)、なんていうのもありました。1点の落札金額でこの送料を払ってでも欲しいか、他のものも抱き合わせで落札するか(その場合は同梱の可否と取り置き日数も確認)を考えましょう。

また「すぐ欲しい」と思っても、入金確認後翌々営業日発送、発送作業は月・水・金のみ、などという出品者もいますので、急いでいる場合は要注意です。

 

③不明点は必ず質問する

どこにも記載されていないけれども疑問があった場合は、必ず質問します。
その質問がスルーされてしまう、回答はきたが不誠実だった、なんていう場合もありますので、本当にこのIDの出品者から落札して良いかの、一つの判断材料になるでしょう。

 

④同じものが出品されていないか

ヤフオク内で、似たようなキーワードで同じ商品がないかを検索してみましょう(だいたいは似通ったタイトルで同じ写真ものが見つかります)。
同一商品を複数IDで出品していたり、同じ人が複数商品を同時期に出品していてそれぞれ値段が違う場合もあります。

 

⑤嫌な思いをした出品者ではないか記憶をたどる

過去取引をして、この人嫌だなと思う出品者についてはID名などを記憶しておき、次は取引しないように注意が必要です。(同じような嫌な思いをするケースがあるため)

 

(つづく)

ヤフオクで失敗しないために必要なことはなにか(2)

1、基本的なこと
ヤフオクで失敗しないために大切な、基本的なことをまとめます。

①欲しいものを明確にする
たまたま見つけちゃったものが欲しくなることもありますが、そんなことをしていたらキリがありません。
むやみやたらにウォッチリストに入れず、いくつか欲しいもの、検索するキーワードを決めて、定期的に巡回するのが良いと思っています。
まずは欲しいものを絞ろう!

②予算を決める
失敗はつきものなので、お買い物に失敗しても納得がいく価格を決めておくことが大切です。
所詮ネット。売っている人の顔どころか商品も見て確認できないので、わたしが冒険できるのは送料別で3,000円くらいまで。(何度か取引のある)信頼できる業者さんはもうちょっと出してもOKと、徐々に許容範囲をあげてもよいと思いますが、それで泣くこともまだまだあります。

③写真と記載内容をチェックする
超基本の「き」。
読んでいなかった、知らなかった、思い込んでいた、というのは通用しません。
提示されている情報を隅々まで読んで、少しでも不安があるなら質問し、納得がいくものだけに入札しましょう。

④出品者を信じすぎない
・ディスプレイによって色は違って見える
・着物関連のものを何でも「着物」と記載する
・浴衣を着物、草履を下駄、開き名古屋帯袋帯など記載する
・「素人なので詳しくない」「見落としがある」など断りを入れている
 (書かれている情報が不確かだったり不足している)
・中古品が定価以上で出品されていることがある
など、トンデモな出品がたくさんあります。
まだまだ書きたいけど、ワニとトカゲを間違えたり、小田急のロゴなのに西武って書いている人もいました。書いてあることと違うことにも気づかなくて良いなら別ですが、購入者(入札者)側も知識を持っておくことが大切、ということもわかる例えかと。
もちろん親切丁寧に細かく記載されている方もいますが、100%信用してはダメ。
大量の商品を見極めて出品している業者さんだから「安心」と思うのもダメです。
明らかに”業者語”が存在しますので、自分のカンと経験を信じてください。すべては自己責任。多少の誤差はつきものだと思い、ダメージを受けても立ち上がれるくらいの余白を気持ちに残しておくことが大切です。

⑤入札したら自己責任
出品者によっては、入札の取り消しに対応してくれない場合も多くあります。
また落札後の入札取り消しについては、悪い評価がつく場合もあるので気を付けましょう。

(つづく)

ヤフオクで失敗しないために必要なことはなにか(1)

いまはメルカリがとても流行っているようですが、わたしは1999年から楽天フリマをはじめ、2009年からヤフオク派。そしてどちらも「買う」立場ではなく「売る」立場でした。
もともと楽天の時は地方に店舗や商品があまりない時代だったので、外資アパレルのファミリーセールや社販などでやっちゃった(気が狂って買ってしまった)ものをいかにもお得そうなお値段で、そして百貨店で定価の3掛けで買ったものを定価の7掛けで、地方の方にお譲りするというスタンスの転売ヤー
その後ブランクがありますがヤフオクで家の不用品などを売るようになり、地道に1000ちょっとの評価をため、今に至ります。その筋(どの筋かはナイショです)ではリピーターもついていて、結構なお小遣い稼ぎもできました。
あの頃はいい時代だったなあ(遠い目)。

 

さておき。
そんなわたしがヤフオクで着物を買い始めたのは、おそらく2017年くらいから。
本当は店頭で品物を見ながら買うのが一番ですが、お気に入りのお店が少なかったり、思うようなものが店頭で見つからないこともしばしば。さらにネットで見るととってもお得なお値段で出ていたりするし、近所にある限られたお店の中から欲しいものを探すより全国のお店の商品を画面で比べながら選ぶほうがたくさんの選択肢があっていいよね!と思ったのがキッカケでした。

写真や説明だけでは詳細がわからないことも多く、失敗もたくさん。
・1円スタートなのに気づいたら万越えで泣く泣く諦める。
・入札競争がヒートアップして予算オーバーで落札、届いてみたらお値段以下のものだった。
・写真や説明だけでは読み取れない状態で、ガッカリした。
・手元に届いたのは色や雰囲気が想定外すぎて、「欲しいもの」ではなかった。
・説明にないとダメでしょと思うほど保管臭やタバコのにおいがプンプンして、お部屋の中で広げるのも憚られるようなものを手にして泣くしかない。

...いろいろと経験しました。

 

そんな失敗も多いへなちょこヤフオクユーザーですが、ヤフオクで泣かず、納得してお買い物ができるように、ヤフオクの使い方を個人的な視点で考えてみました。「お得にお買い物できる方法」ではなく「失敗しないため」のまとめであり、自分自身が振り返って繰り返し反省したい点です。←チョコチョコ買いが多いわたしにとって、ふりかえって「反省」することが重要

 

長くなるので、分けての投稿になりますが、こんな感じでまとめる予定です。
1、基本的なこと
2、チェックすべき点
3、悪徳出品者の見分け方
4、その他(忘備録)

 

(つづく)

衣替えをしました!

着物用箪笥は2棹ありますが、入りきらないものもあり、お友達の収納方法をマネっ子して去年無印のラックを購入。上段4段は普段使うものをメーンにそのままたたんで入れ、下段3断にはそれまで使用していた無印の引き出しを入れたりして、バッグや草履、襦袢などを整理しています。

ということで。
お洋服の衣替えはもう3月にだいぶ終えたのですが、このGWに着物の衣替えをしました。


着物用箪笥から普段用の単衣と夏着物(絽と小千谷縮)、ひとえ帯と夏帯(絽、絽綴れ、絽ちりめん、紗)を出して棚に整理。写真はラックの一部で、2~4段目です。
1~2段目には箪笥に入らない袷シーズンのものをまとめ、3~4は薄物に入れ替えました。
単衣から夏物を着る期間は6~9月と4か月(1/3年)とはいえ、これ、なんか少なくない?!可愛い色も少なくない?!と思ってしまうのは.....ダメ子ですよねえ。でもほんとに、袷の量と比べると、帯も着物も少ない💦

 

2段目(袷用とひとえ帯)

3段目(着物)
 左:絽
 真ん中:単衣、絽、小千谷縮
 右:単衣

4段目(帯とその他)
 左:帯
 右:まだ5月に着たい袷

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#kimono #着物 #kaimono #お買い物

週末きもの、コーデ写真おぼえ書き。

ボチボチ思い出しながら、過去のコーデ記録を日記として投稿しはじめたばかりですが、そもそもいつ頃から週末きものを始めて、初めてこのポーズを撮ったのはいつなのか、さかのぼってみました。

今の家に引っ越してきたのは2014年の11月。
その時に実家から着物のたんすを2棹、持ってきました。
そのころは定期的にちゃんと着物を着ようと思っていなかったけれども、「わたしが死んだらこのタンスごとあげる」と祖母が言っていた、結構なお値段で買った伝統工芸品マークのついた桐箪笥と工芸箪笥に囲まれて生活していたところ、夫が「ねえ、着物着ないならこの箪笥、要らないんじゃない?(邪魔なんだけど)」というようなことを言い始めたのです。

そうか「すくなくとも週1で着物を着る」を目標にすれば、いつかは箪笥の中の着物にひととおり袖を通せるのではないか?着ないなら捨てれば?って言われないよね。と、着始めたような気がします。

 

それまでにも、思い立ったように何年かに一度着物は着ていましたが、いまのスマートフォンに残っている着物の写真で一番古いのは2016年7月7日。2万人ほどメンバーがいるSNSのきものグループではじめましてコメントをしたのは、それから4か月後の2016年11月16日でした。
着物を着るお友達が身近にいなくて、わからないことを聞ける人もいなくて、お友達を作りたいなと思い立って参加。頑張ってここまで着た!というのを誰に言えるわけでもなかったのと、とにかく頑張ってここまで着たの~っていうのを、誰かに見てほしかったんだと思います。

せっかく着物を着たのだからと、毎回、セルフで記録写真を撮りました。
記録写真を撮ることで、鏡では見えないアラがよく見えて、へこんだり次の目標ができたりもします。2年半経った今でも、まだまだアラが改善されていないのが悲しいところですが😢、少しづつ理想に近づいているような気も、しないでもありません。

この確度で写真を撮りはじめたのは2016年10月29日。その前の10月15日に、自分が上から見た着物と草履の感じを撮りたかったのにうまく撮れなかった風の写真が残っていて、試行錯誤の末(という言い方は大げさか)、いまは、帯揚げから足元までなんとなく全身が思った感じで写せるようになりました。
180度回転、90度回転なども色々試しましたが、わたしは自分目線での記録が良かったのでこの確度でいつもUPしてます。これからも頑張って、せめて記録だけはつける!予定です。

 

このコーデ日記がうまくいけば、コーデ帳的な位置づけに、できるかなあ、どうかなあ?
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和装小物(半襟) 傘柄・紬地

半襟も可愛いのあるよ」って言われて眺めていた半襟コーナー。
白襟派のわたしはこの間色半襟をデビューしたばかりだけど、いろいろな半襟(古布)を見ると、楽しくなります。
お店のおじさんたちもおすすめの傘、合わせてみると、真っ赤でPOPな可愛い半襟よりも似合うし使いやすそう!ということでお買い上げ.....のつもりが、サービスでもらっちゃいました。
わーい、ありがとうございます😊
色がうまくでないけど、きれいな黄緑です。

【購入データ】
・購入日:2019/5/4
・値段:1,000円(税込)→サービス
・購入先:浅草今昔きもの市(いつものお店B)

f:id:yskwd26:20190506124835j:image#半襟 #雨   # #いつものお店B
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